100切りに使うクラブは全部で9本だけ
ゴルフは全部で14本までクラブを持てます。
ただ、100を切るのが目標であれば使用するクラブを限定する方が得策です。
練習できる時間は限られている
というのも、14本全てのクラブを打ちこなせるように練習するには、時間が足りなさすぎるのが理由です。
私たちアマチュアゴルファーは練習できる時間が限られています。
仕事や家庭の隙間時間を使ってレンジに行ける環境であればまだラッキーな方で、ラウンド前日に少しだけレンジに行く程度というゴルファーも少なくありません。
クラブには優先順位がある
そのため、100を切るためにはよく使うクラブやラウンドでキーポイントとなるクラブをあらかじめ理解して、優先順位を付けて練習をしなくてはなりません。
また、それらのクラブがカンタンに使いこなせるのも重要なポイントとなります。
使いこなせるクラブとセッティング
結論から言えば、100切りに重要度の高いクラブは以下の通りです。
- 【ウッド】1W
- 【ユーティリティー】22°以下のユーティリティー
- 【アイアン】アイアンは6-P
- 【ウェッジ】ウェッジは100ヤード打てるクラブ+54°or56°
- 【パター】距離感の出しやすいパター
の計10本。
順番に解説します。
ドライバーはちゃんと使いたい!
巷の100切り指南ではドライバーを使わないことを推奨しています。
でも、、、やっぱりドライバーは打ちたいですよね 。
なので、この100切りおすすめセッティングではドライバーはちゃんと使います。
ただし、フェアウェイウッドは使いません。
ウェアウェイウッドは難しいクラブ
100切りセッティングでは、フェアウェイウッドは必要ありません。
フェアウェイウッドはティーショットやフェアウェイから打つには打ちやすいクラブで、距離も出しやすいクラブです。
ところが、ラフや傾斜に掛かると一気に難易度が上がってしまいます。
また、100切りはボギーオンを狙ってマネジメントをすればOK。
そのため、ミスの確率が上がってしまうウェアフェイウッドは使わない方が100切りが簡単になります。
22°以下のユーティリティーがトラブルから助けてくれる!
100切りセッティングでは、難しくミスの確率が高いフェアウェイウッドの代わりにユーティリティーを使います。
ユーティリティーはフェアウェイウッドに比べて短くロフトがあるので打ちやすく、ラフからでも使う事ができます。
ティーショットのミスや、パー5のセカンドショットでは、フェアウェイよりも圧倒的にラフの方が多くなると思います。
そのため、ラフからも打てるユーティリティが重要になるんです。
お助けクラブになるのは22°以上のユーティリティ
お助けクラブとして重要な役割を果たしてくれるユーティリティですが、実際に選ぶとなるとたくさんの種類があって迷ってしまいます。
100切りセッティングで推奨するユーティリティは、ロフトが22°よりも大きなユーティリティ。
たとえば22°のユーティリティは一般的に「4U」と表記されています。
20°より小さなユーティリティは一気に難しくなる
22°以上のユーティリティはお助けクラブとして比較的簡単に打つことができます。
一方、18°や20°などロフトの立ったユーティリティーは難易度が一気に上がってしまいます。
ロフトも3番アイアン相当になってしまうので、アベレージゴルファーが使うにはバックスピンも少なく方向が安定しづらくなってしまいます。
なので、選択するのは4U(22°)5U(26)6U(30°)など、180-200ヤードを打てるユーティリティを目安に選ぶとアイアンからのつながりも良くなり、ゴルフが楽になります。
アイアンはちゃんと打てるミドルアイアンから!
ミドルアイアンは6番アイアンから7,8,9,Pの5本だけでOKです。
理由は、ロングアイアン(3,4,5番アイアン)は難しいから。
難しいアイアンはザックリ、チャックリ、チョロだけでなく、左右のブレ幅のコントロールも難しくなるのでOBがでてしまうことさえあります。
昨今では女子プロだけでなく男子プロでもロングアイアンをユーティリティに変えたりアイアンセットとは別の飛び系アインを使っている事もあります。
なので、私たちアマチュアゴルファーがわざわざ難しいロングアイアンを使う必要はなく、ユーティリティなどの簡単なクラブを使えばOKです。
ロングアイアンを使う理由は、170-200ヤードを打ちたいから
ロングアイアンを使う状況は長めのパー4のセカンドショットやパー5の2打目や3打目など、170-200ヤードを打ちたい状況。
他に選択肢がないからといってロングアイアンを使ってしまうと、ミスショットの確率がドンと跳ね上がってしまいます。
そこで、170-200ヤードで4U(22°)5U(26)6U(30°)を使うようにすると、同じ距離を簡単に打つことができます。
ロングアイアンを使うのは止める必要があるから
そもそもロングアイアンを使うのは、ボールにスピンをかけてグリーンでボールを止めるためです。
アイアンはユーティリティと比べて、スピンが少なくなるので、200ヤード先のグリーンを狙うプロにはロングアイアンが必要になります。
一方、アマチュアの私たちはボールを止める事よりも狙った方向に飛ばすことのが重要。
そのため、多少スピンが少なくなったとしても寛容性が高く距離が出しやすいユーティリティを使う方が結果が良くなる傾向があります。
ロフトの立っているウェッジほどミスが少ない!
ウェッジは、ロフトが大きくなるほど難易度が上がります。
ロフトが開いているウェッジでは、その形状の特性上ダフりや球の下をくぐってしまうポッコンといったミスが多くなりがち。
そのため、7-80ヤード以内のグリーンを狙うアプローチでは54°or56°のウェッジが最適。
イメージが合うのであれば、52°や50°、48°のウェッジであればさらに簡単になります。
52°/58°のウェッジが基本
プロゴルファーが58°や60°、場合によってはそれ以上のウェッジでアプローチをするのは、ボールをデリケートにコントロールする必要があるからです。
プロの試合が行われるゴルフ場では試合のために通常営業よりもタフなコンディションに設定されます。
たとえば、早いグリーンや深いラフ、エッジから近いピン位置といった具合で、より難しいボールコントロールが要求されます。
そのため、ボールを上げたり止めたりする必要があるので、ロフトの大きなウェッジを使います。
一方通常営業のゴルフ場は競技と比べてはるかに簡単なセッティング。
54°や56°のウェッジでも十分過ぎるほどなので、あえて難しいクラブを使う必要はありません。
パターは距離感が命!
パターは好きなモノを使えばOKです。
30年前のレトロなパターでも、最新のパターでもOK。
また、形状も好きなモノを選んで構いません。
「距離感」のフィーリングが合うパターが良いパターです。
距離感が合うパターがいいパター
100切りセッティングのパターで最も重要なのは「距離感」。
狙った距離を転がせることが最も重要になります。
グリーンに乗ったピンから遠いパットを、いかにピンに近づけるかが重要。
近いパットはどんなパターでも慣れてくれば入るようになるので、正確な方向性よりも距離感が必要になります。
最新のパターが必ずしも良いわけではない
最新のパターは重く、慣性モーメントが大きな大型化が進んでいて、思ったよりも転がってしまう事が多いです。
思ったよりも転がってしまうとパットが怖くなってしまい、次のパットでは緩んでしまってはるか手前で止まってしまう。
そんな経験があると思います。
古いパターの方が距離感が合う!?
実は100切りゴルファーにとって距離感が合うパターは初心者向けの大型ヘッドのパターではなく小ぶりなピン型やL字型のパター。
一般的には難しいと言われているピン型やL字型のパターですが、軽いパターは重いパターに比べてフィーリングがシャープ。
その結果、思った場所に球を止めやすくする「距離感」が合いやすくなります。