100切りを目指すゴルファーにおすすめのクラブに必要な要素は4つ。
- 直進性が高い
- 寛容性が高い
- 飛距離性能が高い
- ドローバイアス
というのも、ドライバーはクラブの中で最も飛ぶクラブでOBの可能性が高くなるからです。
ギリギリ使いこなせるドライバーよりも、80%の力でもしっかりコントロールできて飛距離が出せる。
そんなドライバーが、100切りをカンタンにしてくれます。
100切りにおすすめのドライバー4選
G425 MAX
G425MAXは実際に使っている人達からの評価が高い人気ドライバー。
直進性が高く、高弾道で打ち出せるのでまっすぐドーンと打つのに適したドライバーです。
唯一、打音が大きいのだけが気になりますが、ソレを除けば安心感を持ってティーショットに臨めるドライバーです。
高弾道になりやすいクラブなので、普段の打球が高いのであれば9°、低かったりヘッドスピードが遅めのプレイヤーには10.5°が合います。
シャフトに関しては、PINGの純正シャフト(ALTA J CB SLATE)はシッカリしているので、頼りなさを感じることはありません。
若くて体力があったり、ヘッドスピードが速い(※44程度以上)のであれば、純正のPING TOURを試してみるのも良いでしょう。
SIM2 MAX D
テーラーメイドのSIM2 MAX DはSIM2ドライバーシリーズの中でも最も簡単なモデル。
ドローバイアスなので球を捕まえやすく、オートマチックに打ち出していけるドライバー。
前作に比べて低スピンなのでロフトがある10.5°がおすすめ。
シャフトは純正のTENSEI Blue50が思ったよりもシッカリとしていますが、捕まりを助けてくれるような挙動もシッカリと感じられます。
スライス傾向が強く、ある程度ヘッドスピードが出せる人(40-43以上)にピッタリのモデルです。
ローグ ST MAX D
ローグ ST MAX Dはキャロウェイのローグシリーズの中でも最も簡単なモデル。
他のアベレージ向けドライバーと同様に、寛容性と直進性が高くなっています。
ドローバイアスのDがおすすめの理由は、ヘッドがほどよく捕まりやすい動きをしてくれるので扱いやすいこと。
また、挙動がおとなしいので捕まりすぎないのもプラスポイントです。
打感が柔らかく、一瞬フェースに吸い付く感じがあるくらいなので弾き一辺倒の昨今のモデルが苦手な方でも納得がいく打感です。
純正シャフトはキャロウェイ用に作られたフジクラのVentus5が入っており、クセがなく扱いやすい仕上がりになっています。
簡単で寛容性が高いドライバーは欲しいけど、打感や見た目のシャープさも諦められないといった人にピッタリのモデルです。
ダンロップ ゼクシオ 12
ゼクシオ12はとにかくやさしく飛ばせるドライバー。
高打ち出しで弾きも良く、軽く振ってもスッ飛んでいってくれるのが最大のメリット。
安定感がありインパクトでヘッドが暴れにくいので、安心感を持ってティーショットに臨めます。
また、昨今のドライバーの傾向とは異なり、ほどよくスピンが入るのでランよりもキャリーで距離を稼げるのが特徴です。
純正シャフトのMP1200はスムーズに振きれて、低重心ヘッドをインパクトに向けて跳ね上げてくれる挙動になっています。
あまりヘッドスピードも速くなく、ドライバーが得意でない人にはピッタリのドライバーです。
100切りドライバーを選ぶための4つのポイント
100切りを目指すゴルファーにとって最も重要なのは簡単で安心感のあるドライバーを選ぶ事。
中・上級者向けのドライバーを選んでしまうと、スコアを作れないだけでなく、ティーショットがどんどん苦手になってしまうばかり。
とはいえ、ドライバーは中古から新品までたくさんのモデルがあり、選ぶのもタイヘンです。
そこで、100切りを簡単にする、ドライバーを選ぶ4つのポイントを解説します。
- OBを減らしたい
- 芯に近い位置で打ちたい
- 飛距離を稼ぎたい
- 球を捕まえたい
コレだけで分かりにくいので、これらの意味と理由を一つずつ順番に解説します。
OBを減らしたい
ティーショットでのOBをできるだけ減らせれば、それだけでスコアは大幅に改善します。
というのも、OBは2打のペナルティー。
OBが5回あれば10打、3回でも6打損してしまうので、OBが減るだけでスコアが大幅に改善します。
アベレージ向けのドライバーは直進性が高くなっています。
重心距離が長く、慣性モーメントの大きなアベレージ向けドライバーは、スイング中にフェースが開閉しづらくなるのでまっすぐ飛びやすいしくみ。
その分、重心距離が短い中上級者向けのドライバーのように操作をすることが難しくなりますが100切りの段階ではまっすぐ飛びやすい方のメリットがはるかに大きくなります。
寛容性が高い
寛容性の高いドライバーは、芯を外してしまったショットでもミスショットになりづらくなります。
私たちアマチュアゴルファーは毎日練習ができるワケではないので、毎回同じショットを打つことは困難。
ましてや、緊張状態で打つティーショットを毎回芯で打つことは非常に困難です。
アベレージ向けのドライバーは、寛容性が高いモデルが多くあります。
慣性モーメントが大きく、深低重心のドライバーは打点がブレてもボールが曲がりにくくなっています。
そのため芯が大きく、打点が多少ブレてもミスショットになりづらいのがメリットです。
飛距離性能が高い
100切りを目指すには、1.軽く振って2.そこそこ飛んでくれるドライバーが最良。
飛べば飛ぶほど良いというワケではありません。
なぜかというと、ドライバーショットではミスショットが大きくスコアを崩してしまう要因となります。
そのためには、再現性の高いショットが不可欠。
再現性といっても、プロのように毎ショットをスパーン!とナイスショットするわけではありません。
200ヤード程度の距離を、ザックリと狙った方向に飛んでくれれば十分です。
私たちアマチュアが再現性の高いショットを打つには、7-8割程度の力でショットを打つこと。
7-8割の力感でショットを打てば、100%の力を出してマン振りするよりも球がまとまるのはイメージできると思います。
私たちアマチュアが7-8割のスイングでも飛距離がでるようにするには、多少ヘッドスピードが遅めでも気持ちよく球が飛んでくれるドライバーが最適。
当たればブッ飛ぶような一発系のドライバーでは無く、安定して飛んでくれるドライバー。
初速が出やすい弾き感の強いドライバーや捕まりやすいドライバーであれば7-8割の力感のショットでも気持ちよく球が飛んでくれます。
ドローバイアス
ドローバイアスとは、あらかじめ球が捕まりやすく設計されているドライバー。
球が捕まりやすいと、飛距離がでやすくなるだけでなくショットも安定します。
というのも、ドライバーで球をシッカリ捕まえて打つのはカナリの高等技術。
ティーショットでシッカリ球を捕まえて打てるようになるには、70-80台レベルの技術と経験が必要になります。
あらかじめ球が捕まりやすいドライバーであれば、ポーンとフェースを合わせてスイングするだけで球が捕まりやすくなります。
すると、力を抜いてスイングできるようになるので、ミスショットが格段に少なくなるのが大きなメリットです。
中・上級者向けの捕まらないドライバーを使ってしまうと無理に操作しようとしてしまうため、何年もドライバーが上手く打てないようになってしまうこともよくあります。
そのため、100切りには少しだけ捕まりやすいドローバイアスのドライバーがガチでおすすめです。
100切りドライバーを一つだけ選ぶなら?
100切りを目指して、
- 真っ直ぐ飛びやすく
- ミスヒットに強く
- 8割のスイングでよく飛び
- 勝手に捕まえてくれる
という条件を満たすドライバーを1本だけ選ぶなら、G425MAXをおすすめします。
ここで紹介したドライバーはそれぞれどれも十分に条件を満たしていますが、100切りの目標の事だけを考えるのであれば、G425MAXがベストチョイスになります。
なぜかというと、直進性能が他のクラブと比べても頭一つ抜けているのが理由。
インパクトでフェースさえ合わせておけば、本当に真っ直ぐに飛んでいってくれるドライバーです。
なので、ティーショットで考えるのは正しくアドレスするだけでよく、シンプルかつオートマチックにショットすることができます。
また、ヘッドスピードの高低に関わらずパーンと飛んでいくので、ゆっくり振ってもしっかり振っても距離が出る飛距離性能も魅力です。