この記事では、最速で効率よく100を切る練習法を紹介します。
ネットでも100を切る方法はたくさん紹介されているので、100を切る方法を頭ではなんとなく理解できているのではないでしょうか?
シンプルに言ってしまえば、とにかく何回もラウンドしたりティーショットでドライバーを使わなかったりすれば、100は切れるようになります。
なのですが、日頃からあまり時間がなくて頻繁にラウンドできなければ地味に練習をするしかありません。
また、せっかくのゴルフなのでティーショットはドライバーでスカッと打ちたい気持ちもよく理解できます。
そんな人のために、今回は効率よく最速で100を切るための練習法について解説をします。
100切りを達成する3つの練習法
100を切るために最も効率的な練習は、3つあります。
- ドライバーのハーフショット
- スイングの軸作り
- ピッチエンドラン
これらの練習は、100を切るゴルフに最も重要な要素を身に付けるための練習になります。

ゴルフは状況に合わせて14本のクラブを使い分けるスポーツですが、全てのクラブとあらゆるショットが均等に重要なわけではありません。
100を切るためには、優先順位が高いクラブと打ち方が存在します。
優先順位の高い練習とは
たとえば、優先順位が低いロブショットやアイアンショットの高低の打ち分けをどれだけ練習してもスコアは縮まりません。
これは、1ラウンドの中でロブショットや精密なアイアンのコントロールが必要な状況が少ないのが理由です。
一方、たとえばドライバーは18ホール中14ホール使う可能性がありますし、アプローチは18ホールで使う可能性があるだけでなく、ミスが起こりやすいショットです。

限られた時間の中で100切りの目標を達成するには、優先順位の高い練習を徹底的にやる方が効率よく結果が出せます。
3つの練習法が効果的な理由
次に、3つの練習が必要な理由について解説します。
100を切るためには、
- ダブルボギーが9ホール
- ボギーが9ホール
で、ラウンドできればOKです。

言い換えれば、ボギーペース(ボギースコア平均)でラウンドをしながら、9ホールはダブルボギーになってしまっても100切り達成です。
つまり、
- トリプルボギーを叩かないようにする練習
- ボギーペースでラウンドするコースマネジメント
をすることで、100切りに近づいてくことができます。
トリプルボギーを叩かないようにするには?
トリプルボギー以上を叩いてしまうホールの多くの原因が、OBです。
とりわけ、ティーショットでのOB。
OBは2打罰なので、上手くホールアウトできてもダブルボギー、ちょっとミスが重なってしまうだけであっというまにトリプルボギー以上のスコアになってしまいます。
そのため、ティーショットでのOBを減らすだけで、トリプルボギー以上のスコアになるリスクを大幅に減らすことができます。
ボギーペースでラウンドするには?
ボギーペースでラウンドするために最も大事な事は、パーを狙わないことです。
パーを狙いに行くと、どうしても無理なショットやできないショットを狙ってしまうため、大きなミスになってしまうのが理由です。
たとえば、ティーショットのミスを傾斜があり深いラフからのセカンドショットでグリーンを狙ってしまったり、ロングホールのセカンドショットで確立の低いフェアウェイウッドで2オンを狙ってしまうといった具合です。
パー3なら2打でグリーンに乗せて2パットのボギー、
パー4なら3打でグリーンに乗せて2パットのボギー、
パー5なら4打でグリーンに乗せて2パットのボギー。
こう考えるだけで無理なショットが激減するので、結果的にスコアが良くなるのがボギーペースのコースマネジメントです。
ボギーペースでラウンドするために必要な技術
スコアやコースをちゃんと分解して考えてみると、「100切り」というゲームの攻略法が明確に分かります。
その上で、ボギーペースでラウンドするために必要な要素は、
- OBを減らす
- ショットの曲がり幅を減らす
- アプローチでミスを減らす
これらのスキルをレベルアップしていくことで、常に100以下でラウンドできるゴルフを作り上げることができます。
100切り練習法の目的とゴール
次に、ボギーペースでラウンドするために必要な、それぞれのスキルについて解説をします。
OBを減らすために効果的な練習
まず、OBを減らすためには、ドライバーのハーフショットが効果的です。
というのも、OBになる最も多い状況はティーショットのドライバーでのOBだからです。

そのため、ティーショットで使うドライバーが安定するだけでOBが激減します。
ドライバーのハーフショットはドライバーを安定させるのに最も効果的な練習方法になります。
ショットの曲がり幅を減らす練習
ショットの曲がり幅を減らすには、スイングの軸を作る練習が効果的です。
ショットが曲がる理由はたくさんありますが、その多くはスイングが上下左右前後にブレてしまうことによってボールは曲がります。
ボールがフェースの芯付近に当てられるようになると、ボールの曲がりは少なくなります。

スイングがブレずにボールをフェースの芯で打てるようになる最も効率的な方法が、スイングの軸を作る練習になります。
アプローチでミスを減らす練習
アプローチでのミスを減らすには、ピッチエンドランの練習が効果的です。

ロフトの多いウェッジでのアプローチはそもそも難易度が高く、ザックリやチャックリといったミスが多くなります。
また、ロフトの大きなウェッジはどうしても振り幅が大きくなるので、トップしてしまった時のミスの代償が大きく、グリーの遙か向こうにいってしまうこともあります。
ピッチエンドランはそもそも振り幅が小さいのでミスが起きにくく、グリーン上を転がるのでピンに寄りやすくなります。
アプローチでのミスを減らすには、ロフトの立った50°-54°くらいのウェッジでピッチエンドランを練習するとアプローチでのミスが激減します。
100切り練習法 – 実践編
1.ドライバーでのハーフショット
ティーショットでのOBを減らせるので、スコアは大幅に縮まります。
2.スイング軸を作る
ショットの左右のブレ幅を小さくする方法が分かると、ゴルフがカンタンになります。
3.ピッチエンドランを練習
グリーン周りでサンドウェッジを使わないだけで、スコアを大幅に改善できます。
100切り練習法のゴールと目標
今回は効率よく100を切るための練習法について解説をしました。
ゴルフを上達するためのレッスンやティップスはたくさんありますが、紹介した3つの練習は、100を切るためにに最も優先度の高い練習方法になります。
それぞれの練習で得られる結果は以下の3つ。
- ティーショットは70-80%は狙った方向に飛んでいく
- 全てのショットは80-90%は芯付近に当たる
- アプローチの90%はダフりトップがなく打てる

これらがちゃんとできればボギーペースでラウンドするのが難しく無いことがなんとなく想像できると思います。
ボギーペースとはいっても、必ずしも全ホールをボギーで上がる必要はありません。
全18ホール中、9ホールはミスをしてダブルボギーになってしまってもOK。
限られた時間の中で、効率的な練習を積み重ねるとで、100切りはものすごくカンタンになります。