距離計はたくさんありすぎてどれを選べば良いかよく分からなくなってしまいますが、メーカーやモデル、それぞれに特徴や強みがあったりするんです。
この記事ではGPSのゴルフ距離計、「ゴルフナビ」について主に解説。
あなたのプレースタイルにピッタリのGPS距離計を選べるように人気モデルを網羅して徹底比較します。
管理人のおすすめGPS距離計
EAGLE VISION NEXT2
情報量が多いのに抜群に見やすいのがNEXT2。
グリーンのバック・センター・フロント、ハザードの前後距離、飛距離ラインとレイアップの距離表示が1画面で確認できるのがGood。
ほぼ同等の機能と見やすさでユピテルのYGN7000と迷うところなんですが、僅差でNEXT2推しです。
理由は、NEXT2ならピンポジションをスマホのアプリ経由で転送できるからなんですが、YGN7000はピン位置指定が手動なのが決め手です。
ゴルフGPSナビとは?レーザー距離計や腕時計型との違い
GPS距離計といっても、一般的には何種類かのタイプに分かれてるんです。
- GPSゴルフナビ
- GPSウォッチ・ゴルフウォッチ
- レーザー距離計・レンジファインダー
GPSゴルフナビは手持ちで使えるカートGPS
今回はPGSゴルフナビ、いわゆるカートGPSをモバイル型にしたのがゴルフナビだと考えてもらうとわかりやすいと思います。
ゴルフナビがあれば、カートのGPSでザックリの距離を確認したら、クラブ数本持ってボールの位置から打ちたい距離をキッチリ決められるのが一番のメリットです。
GPSゴルフウォッチよりも見やすく高機能
GPSウォッチやゴルフウォッチといったコンパクトなタイプもありますが、基本的には同じもの。
ゴルフナビの大きな画面で見るか、小さな腕時計で見るかが主な違い。
GPSゴルフナビはGPSゴルフウォッチと比べて、
- 情報量が多く、必要な情報をパッと一覧できる
- 文字そのものが大きい
といったメリットがあります。
レーザー距離計よりもコースマネジントに便利
ゴルフの距離計が欲しいと思うと、GPSゴルフナビかレーザー距離計のどちらかで迷ってしまうと思います。
ゴルフナビは情報が多いだけに、コースレイアウト全体を見ながらコースマネジメントを楽しむことができます。
一方、レーザー距離計はピンポイントでピンやハザードまでの距離を正確に測ることができますが、何カ所も測定していると時間も手間もかかってしまいます。
ゴルフナビなら打ちたい距離・避けたい距離をザックリ把握しながらゴルフを楽しめます。
ゴルフナビが向いている人
最も向いているのは、コースマネジメントを楽しみたい人。
ゴルフナビは距離が正確で情報量が多く、落とし所やハザード、レイアップの距離など数字で把握できます。
そのため、戦略を考えながらコースを攻略するのに最適なアイテムです。
年配のシニアにはナビ型GPS
ゴルフナビは文字自体が大きいので、老眼で近い距離の文字が読みづらい人にはピッタリ。
腕時計型のGPSウォッチだと、画面自体が小さいため小さな文字になってしまうんですよね。
なので、文字の大きさが気になるならゴルフナビがおすすめ。
また、操作自体もシンプルで直感的になっているため、
- 高機能型 → マネジメントを楽しみたい人
- シンプル型 → グリーンまでの距離さえ分かればOKな人
といった感じで考えてもらばOKです。
ゴルフGPSナビおすすめ5選
高機能型
EAGLE VISION NEXT2
イーグルビジョンのNEXT2は表できる情報量が多く、コースマネジメントを楽しみたい人にピッタリ。
- グリーンのフロント・センター(ピン)・バック距離
- ハザードの手前・奥までの距離
- 50ヤード刻みの同心円(設定可能)
- グリーンからのアプローチ距離(設定可能)
- グリーンの縦横の大きさ
- 3点間距離表示
と、次の1打を打つために欲しい情報が1画面でパッと見れるのが最高にGood。
また、NEXT2は毎日変わるピンポジションを自動で更新することができます(スマホアプリからダウンロード)
自動でピンポジを更新できるので、GPSに表示される残り距離をより正確に測ることができるのがメリットです。
YGN7000
ユピテルのYGN7000はNEX2と同様に、1画面で必要な情報を一覧できる高機能ゴルフナビ。
NEXT2とほぼ同じように使えるハイエンドのゴルフナビですが、大きな違いは2つ。
- NEXT2はスマホアプリからピンポジを自動でダウンロードできるのに対して、YGN7000は手動での登録(もしくは、ピン位置センターでプレー)が必要なのがデメリット
- グリーンビューで、手前エッジ・奥エッジまでの距離を現在値から正確に測れるのがメリット
その他、GPSの精度やハザードの距離といったGPSナビの基本的な機能はほとんど変わりません。
なので、コースレイアウトの見た目が良い、もしくはピンポジは手動でOKな場合は、NEXT2よりも安価なYGN7000がおすすめです。
Approach G80
ガーミンのアプローチG80の特徴は、コレ一台で弾道測定器としても使えること。
シンプルに地面に置くだけで、コースでも練習場でも手軽に弾道計測が使えます。
同社のApproach R10ほど細かく測定することはできませんが、
- キャリー・ラン
- ヘッドスピード
- ボールスピード
- スマッシュファクター
- スイングテンポ
といった測定ができます。
GPSナビ機能では画面が見やすく、操作しやすいのがメリット。
イーグルビジョンやユピテルほど多くの情報を表示できるわけではありませんが、ディスプレイの視認性と操作性は頭2つくらい抜けてます。
値段が安くないのがデメリットなのですが、シンプルに見やすいゴルフナビをストレスなく使いたいならG80。
シンプル型
EAGLE VISION ez plus3
ez plus3はイーグルビジョンの廉価版ゴルフナビ。
「細かい機能は必要無いので、打てばいい距離だけ知りたい!」
って人にピッタリのゴルフナビ
- グリーンまでの距離(フロント・センター(ピン)・バック)
- ハザードまでの距離(手前・奥)
- 高低差にも対応
と、最低限必要な情報だけを大きな文字で分かりやすく表示することができます。
ハザードを示すアイコンだけでも12種類あり、目の前のショットをどれくらい打てば良いのかがシンプルにわかりやすいゴルフナビです。
重量も86gと軽く、ショットの邪魔になることもありません。
SN-NEO2-HP
ショットナビのNEO2HPは、シンプル表示の軽量型ゴルフナビ。
軽量で見やすいのがメリットですが、機能面でみても十分。
- グリーンまでの距離(フロント・センター・バック)
- ハザードまでの距離(手前・奥)
- 高低差にも対応
と、ゴルフナビとしての機能は十分な上に、グリーンの形状と大きさを1ヤード単位で表示させられる「グリーンビュー」が特徴。
シンプルで見やすいゴルフナビが欲しいけど、グリーン周りもシッカリ見たいって人におすすめ。
スコアアップに繋がるGPSゴルフナビを選ぶ5つのポイント
コスパ
ラウンドする頻度があまり多くないのであれば、コスパは重要です。
GPSゴルフナビを使ってみると、実際には必要無い機能が多いことに気付いたりします。
グリーンとハザードまでの距離さえわかれば十分!ってことも十分あり得ます。
購入時にはアレもコレもと便利な機能が欲しくなってしまいますが、まずはシンプルなゴルフナビだけ持ってラウンドしてみるのもアリですね。
ピンポジ対応
モデルによっては、グリーンまでの距離ではなく、ピンまでの距離を表示できるモデルもあります。
毎日変更されるピン位置をゴルフナビに表示する方法は2種類あります。
- 自動 – スマホアプリと連動してピン位置を反映
- 手動 – ピンポジシートを見ながら、手動で反映
もしくは、ピン位置をそもそも変更する事ができないモデルもあります。
グリーンセンターではなくピンまでの距離を知りたいなら、ピンポジ対応モデルを購入する必要があります。
高低差表示
高低差表示はGPSで計測する距離に加えて、コースの高低差に合わせて距離を補正してくれる機能。
競技では使う事はできませんが、プライベートであれば問題ありません。
今回紹介しているゴルフナビでは高低差表示に全て対応しています。
コースレイアウトの見やすさ
上級モデルのゴルフナビでは、カラーでコースレイアウト全体を表示することができます。
コース全体のレイアウトやハザード位置をあらかじめ見ることができると、不安を持ちながら目の前のショットを打つことがなくなります。
また、コースマネジメントが容易になるのでゴルフナビをスコアアップに活かしたいならコースレイアウト表示のあるモデルが欲しいところです。
携帯性
ゴルフナビは高機能モデルほど重く、廉価版ほど軽くなります。
大きなものでもてのひらサイズなので、パンツの後ろポケットに入れておくだけで気にならない人もいます。
とはいえ、重さが気になってスイングに影響がでてしまうこともあります。
そういった場合には、軽量のシンプル版を選ぶのが良いでしょう。
人気のGPSゴルフナビを機能で比較
メーカー | アサヒゴルフ | ユピテル | Shot Navi | ガーミン | |
モデル | EAGLE VISION NEXT2 EV-034 | EAGLE VISION ez plus3 EV-818 | YGN7000 | SN-NEO2-HP | Approach G80 |
ピンポジ | 自動(アプリ連動) | 自動(アプリ連動) | 手動 | – | 手動 |
高低差表示 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コースレイアウト | ○ | ○ | ○ | ||
ハザード表示 | 手前と奥 | 自動 | 手前と奥 | 自動 | 手動 |
携帯性 | 1 | ||||
液晶 | 3.5インチTFTワイドカラー(240×320) | 160×160モノクロ | 3.2インチTFT液晶(240×320) | – | 282×470半透過型カラー TFT |
g | 135g | 86g | 150g | 62g | 119g |
連続使用時間 | 15h | 16h | 31h | 17h | 15h |
まとめ
今回は最新のGPSゴルフナビを調査、比較しました。
最近はゴルフナビよりも腕時計型のゴルフウォッチの人気が上がっています。
とはいえ、情報量を豊富に表示できる高機能ゴルフナビはやはり使いやすいなというのが正直な感想です。
最適なモデルはプレースタイルによって異なります。
個人的には、ゴルフカートのGPSナビで、
- コースレイアウトを確認
- ハザードがあれば3点間距離表示を使って落とし所を確認
- アプローチではグリーンまでの距離とピン位置を確認
といった流れで考えてるので、イーグルビジョンのNEXT2が最適となりました。
上記のように、普段のプレースタイルに合わせて最適なゴルフナビを選んでみてください。